できれば死ぬまでに聴きたい東京事変15曲
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
トリコです。
昨日は東京事変の入門編ともいうべき10曲を紹介しましたが、
この記事ではさらにマニアックな、癖の強い曲も紹介しようかなと思います。
読み終わる頃にはあなたも東京事変のトリコになっている筈です。()
以下リリース順。
心 (作詞作曲 : 椎名林檎)
2ndシングル『遭難』、カップリングアルバム『深夜枠』収録。
歌い出しとサビ、同じメロディーなのだが何故か聴こえ方が全く違う。
歌い出しでは「またまた姐さん、難解なメロディーを」って感じなんだけどサビに行くとキャッチ―で爽快さすら感じるメロディーに感じてしまうから不思議。
サビの方が若干テンポが速いからだと思うんだけど、そんな些細な違いだけでここまで大きく印象が変わるの凄いよな。
駅前 (作詞作曲 : 椎名林檎)
1stアルバム『教育』収録。
不穏なピアノのフレーズから始まり、歌メロもずっと不穏。
終始悲しい歌詞で、1サビではその感情を押し殺すように林檎のハスキーな歌声が響くが、2サビの後半、押し殺せなくなった感情が爆発するように叫ぶ
"ほぉ゛ーーーら゛ーーーー!!"で鳥肌立たん奴はおらん。と思う。
トップレベルに彼女のハスキーボイスが活きる曲。
夢のあと (作詞作曲 : 椎名林檎)
1stアルバム『教育』、ライブアルバム『東京コレクション』収録。
のちに椎名林檎×斎藤ネコ名義でリリースされた『平成風俗』でもセルフカバーされ、
直近だと2018年に椎名林檎ソロ名義で行われたライブツアー『(生)林檎博'18 -不惑の余裕-』でもアンコールのラストの曲として演奏された、恐らく彼女の中でも思い入れが強いであろう曲。
静かなバラード調で始まるこの曲だが徐々に感情が高ぶるとともに歌唱も迫力を増し、ラスサビでは半分泣き声のような歌声に耳を刺激され絶頂に達する。
落日 (作詞作曲 : 椎名林檎)
3rdシングル『修羅場』、カップリングアルバム『深夜枠』収録。
メロディーは勿論、歌詞が感動的。
"小さく冷えていく生命"との別れを歌っている曲。
「何が悲しい?」と尋かれたって
何も悲しんでなど居ないさ
丁度太陽が去っただけだろう
この歌詞に救われた人、数えきれないぐらいいるんだろうな。
喧嘩上等 (作詞作曲 : 椎名林檎)
2ndアルバム『大人(アダルト)』収録。
後にも先にもここまで林檎の声がかっさかさな曲は無いんじゃないだろうか。格好良ぎる。
こっちの心根量らずと、一体如何云う御了見
そうした喧嘩は手前から、売ってやりんす上等よ
と歌い出しから啖呵切りまくってる林檎姐さん。
ハスキー100%の間奏も最高。
OSCA (作詞作曲 : 浮雲)
4thシングル『OSCA』、3rdアルバム『娯楽(バラエティ)』、ライブアルバム『東京コレクション』収録。
初めて作詞作曲に椎名林檎が関わっていないシングル表題曲。
もともと浮雲(長岡亮介)がやっているバンド「ペトロールズ」の楽曲で、彼の趣味前回の歌詞が面白い。
一旦曲が終わったかと思いきや、師匠(亀田誠治)の印象的なフレーズから始まり、超高速でもう一度2番を丸々やるのだがこれがもう演奏大変そう過ぎて最高。
お得意の拡声器曲ということもあり林檎もめっちゃノリノリで楽しいそうで、めちゃめちゃライブ映えするナンバー。
某都民 (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 浮雲)
3rdアルバム『娯楽(バラエティ)』収録。
浮遊感溢れる歌声の浮雲、ねっちこい感じの低温ボイス伊澤、実家のような安心感がある林檎のトリプルボーカルの楽曲。
サビの掛け合いはメロディーも相まって聴いていてめちゃめちゃ気持ち良い。
生きる (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 伊澤一葉)
4thアルバム『スポーツ』収録。
東京事変解散ライブ『Domestique Bon Voyage』でも一曲目に演奏された楽曲。
この曲に関しては兎にも角にもう椎名林檎。
命を削るとはこのことか、と思わされるような絶唱。一度は聴いて欲しい。
電波通信 (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 伊澤一葉)
4thアルバム『スポーツ』収録。
『OSCA』に続き演奏超大変ライブ定番曲。
聴いてるといつも「ドラムのとしちゃん(刃田綴色)大変そー、、」 と思う。ずっとフル稼働。
歌詞も遊び心があって面白い。
シーズンサヨナラ (作詞作曲 : 浮雲)
4thアルバム『スポーツ』収録。
また『スポーツ』。
しかもこのアルバム、1曲目から『生きる』『電波通信』『シーズンサヨナラ』とロケットスタート決めてくるんだけどその勢いが最後まで衰えない。本当名盤。全人類に聴いて欲しい。
この曲は浮雲作曲の割には癖が少なくてキャッチ―。音域も林檎に合っていて耳が妊娠する。
禁じられた遊び (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 伊澤一葉・椎名林檎)
5thアルバム『大発見』、ライブアルバム『東京コレクション』収録。
初っ端の不穏なブレスから、緊張感のある歌と演奏が続くが、サビで感情が爆発し開けた印象に。
あなたを滅茶苦茶にしたいの
あなたを独り占めしたいの
というあまりに直接的な歌詞も珍しくグッとくる。
恐るべき大人達 (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 亀田誠治・椎名林檎)
5thアルバム『大発見』収録。
全編英詞のアダルティーな雰囲気の楽曲。
浮雲のカッティングが冴え渡るイントロからもう最高。
サビの入り、"Adam and Eve~"の最初のAの発音が狂おしいほど好きなんですけど分かってくれる人居ませんか。
三十二歳の別れ (作詞作曲 : 椎名林檎)
ライブアルバム『東京コレクション』収録。
2011年に行われたライブツアー『Discovery』で演奏された楽曲。
2012年2月29日、椎名林檎は32歳。
東京事変の歴史を語る上では決して外せない楽曲なのでは。
ただならぬ関係 (作詞 : 浮雲・椎名林檎、作曲 : 浮雲)
カップリングアルバム『深夜枠』収録。
解散前最後にMVが作成された楽曲。
2014年、紅白歌合戦で事変メンバーが集結した際にバックに流されていたのもこの映像。
忘れないで 零さないで
そっと握り締めて
ポケットの中に潜ませて
そして今日も連れてってよ
この歌詞、東京事変からのメッセージだと思う。
解散発表時の声明の一節、
我々が死んだら電源を入れて
君の再生装置で蘇らせてくれ
とも通ずる部分があるし。そういう意味でも大切な楽曲。
選ばれざる国民 (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 浮雲)
EP『ニュース』収録。
2020年元日、東京事変再生の報と同時に先行配信リリースされた楽曲。
浮雲と椎名林檎のツインボーカル楽曲で、いきなりこのまあまあ癖強い曲出してくるの凄い強気だなって思う。
タイトルも歌詞も皮肉たっぷりだし。
この曲もそうだけど、浮雲の曲は癖強いけどスルメで気づいたらリピっちゃうから注意。
うるうるうるう (作詞 : 椎名林檎、作曲 : 伊澤一葉)
EP『ニュース』収録。
数多くの名曲を作り出してきた林檎わっちコンビの最新曲で且つ真骨頂。
一度聞いたぐらいじゃ把握しきれないぐらい目まぐるしく展開するのに、メロディーは完璧にポップで耳馴染みが良い。
以上、東京事変のマニアックめの曲を15曲紹介しました。
前の記事でも書きましたけど、折角東京事変が再生したわけなので、これを機に東京事変をリアルタイムで楽しんでくれる人が一人でも増えたらいいなと思います。
ばい。